予測市場、BTCの12万5,000ドル突破を有望視

分散型予測プラットフォームPolymarketの最新データによれば、多くのトレーダーが今月中にビットコイン（BTC）が12万5,000ドルを突破すると見込んでいます。参加者のおよそ31％が強気姿勢を示しており、好調な市場センチメントが続いていることがうかがえます。

（出典：Polymarket）

BTCが7月中に13万ドルを上回ると考えている参加者は9%にとどまり、14万ドルや15万ドルへの上昇を期待している層はさらに少数です。ただし、投資家心理は明確に回復基調にあります。

米国政策が暗号資産業界を牽引

ビットコインの明るい見通しは、米国での政策動向と強く連動しています。先週、トランプ前大統領がGENIUS法（米国ステーブルコイン国家イノベーション推進法）に署名し、暗号資産産業への強力な支援を示しました。さらに、議会ではCLARITY法や中央銀行デジタル通貨（CBDC）への反対法案も進んでおり、これらは共和党主導による「クリプトウィーク」構想の一部です。トランプ氏は「これら法案は暗号資産をアメリカ経済の中核に据えるためのもの」と強調しています。

トゥルース・ソーシャル、ビットコイン保有を大幅拡大

トランプ・メディア（Truth Socialの親会社）は自社のビットコイン準備金が20億ドルに達したと発表し、暗号資産市場のさらなる追い風となっています。デビン・ヌネス社長は、ビットコインの保有は企業の金融的自由を維持し、金融差別に対抗し、将来的な実用性トークンによる新たな価値創造に寄与すると説明。今回の動きはBTCのファンダメンタルズを強化するだけでなく、他の機関や企業による準備資産の一部ビットコイン配分を促す可能性もあります。

BTCの価格サポートと重要なブレイクアウト水準

BTCは現在、約11万7,000ドルで取引されていますが、多くの市場関係者は11万5,000ドルを維持できれば、さらなる反発余地があると見ています。強気投資家が12万ドルを突破させれば、価格は12万5,000ドル、その先の高値も十分期待できます。

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まとめ

政策の後押し、企業によるBTC配分の増加、予測市場の信頼感向上──これら複数の強気要因を受け、ビットコインは現在力強いモメンタムを維持しています。短期的な調整リスクに注意しつつも、中期的なトレンドは明るい見通しです。投資家は、BTCが今後12万ドルという重要なレジスタンスを突破できるかどうか、引き続き注視する必要があります。